82. パリ1年目日記:その4、鍵の確認を忘れずに!!
いよいよアパート暮らしが始まり、新しい生活がスタート。うきうきしながら近所を探検したり、スーパーやパン屋さんを探したり、とあっという間に時間は過ぎ、楽しい毎日を過ごしていました。でも毎朝家を出る時はちょっと緊張。戸締まり、電気の確認の他に、フランスならではの「気をつけなければならないこと」があるのです。近代的なマンションは別ですが、フランスの家のドアはノブがなく、一度閉めてしまうと、鍵で開けない限り、外からドアを開けることができません。鍵を部屋に忘れて家を出てしまうと、ホテルのようにロックアウトされてしまいます。アパートを契約したときも、大家さんが「日本と違って、鍵を忘れると自分の家でも入れなくなっちゃうから気をつけて!」と何度も言っていたほど。実は日本で一人暮らしをしていたとき、鍵を部屋に忘れ、ドアを閉めてから気づいて部屋に戻る、ということがよくあったので、ますます「気をつけなきゃ!」と指差し確認をするくらいの勢いで気をつけていました。それでもドアを開ける瞬間に「しまった、鍵を忘れた!」と慌てて部屋に戻ることがしばしば。
そしてアパート生活ももうすぐ1年、という頃・・・まさかのロックアウト!部屋を出てバタンとドアを閉めた瞬間、鍵を忘れたこと気づきましたが、すでに手遅れ。慌ててドアをちょっと押してみても、もちろんびくともせず、廊下に取り残されてしまいました。普段は何とも思わない廊下が、やたらと静かに感じ、その静寂の中、頭をフル回転。ほぼ1年前大家さんが「管理人さんに合鍵を預けている」と言っていたような・・・と、期待を胸に、祈る気持ちで管理人さんの家へと急ぎました。運良く管理人さんが家にいてくれ、さっそく聞いてみると「あるわよ」と鍵を貸してくれ、一安心。いつも荷物を預かってくれたり、アパートをきれいにしてくれたりする頼もしい管理人さん。管理人さんがいなければ、鍵屋さん(便利屋さん)を呼んだり、大家さんと連絡が取れるまで待ったりと、大変なことになるところでした。「私も時々うっかりしちゃうのよ」と管理人さんの優しい笑顔。この日はますます頼もしく、輝いて見えました!
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