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パリ1年目日記:その2、煮込み料理はおしゃべりのため!?
初めてのフランス生活。フランス人は何を食べ、どんな生活をしているのか・・・フランスを知るには生活を共にするのが一番!と、到着当初の2ヶ月間、ホームステイをしていた時のこと。着いた日にごはんの時間や部屋の説明(大きなお家で部屋がいくつもありました)などしてくれたのですが、言葉がまったく分からず全ては勘頼り。笑顔とメルシーでどうにか乗り切っていたのですが、数日経っても分からなかったのが夕ごはんの時間です。学校が終わって夕方帰ると、すでにごはんのいい香り。「もうすぐ食事かな」と期待して待っていても、なかなかごはんになりません。仕方がないので宿題を始めても、お腹がすいて集中できず、今日は鶏かなー、牛肉かなーと匂いをたよりに空想ばかり。夜8時半ごろになってようやく「ごはんよー」の声がかかり、毎日部屋を飛び出していました。
日本では(家庭の)夕ごはんといえばだいたい夜の7時ごろ。でもフランスは食事の時間が遅く、夜の8時か9時ごろだったのです。夕飯の遅さは学校でも話題になり、先生の説明によるとフランスでは仕事の後にカフェやバーで友達としゃべったり自分の時間を楽しんでから食事をするのが習慣らしく、その分食事の時間が遅くなる、とのこと。料理好きのマダムはきちんと食事の準備をして料理を煮込んでいる間に、ゆっくりと自分の時間を楽しんでいたのです。時々ごはん前にキッチンへ行くと、ワインを片手に近所の友達とおしゃべりを楽しんでいるマダムの姿をよく見かけましたが、「平日は仕事が中心」の日本と違って自分の時間を大切にするフランスの生活スタイルに触れた気がしました。そしておしゃべり好きなフランス人気質にも触れた気が・・・。
何はともあれ、長時間煮込まれたマダムの料理はどれもおいしく、お肉がとろけるほど。毎日「セ・ボン」の連発でした。前菜、メイン、チーズとまるでレストランのように出てくる料理に舌鼓を打ちつつ、マダムの料理好き&おしゃべり好きに感謝の日々でした。
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