ふらんすノート61. パリのカフェで楽しむ冷たいドリンク!


燦々と降りそそぐ太陽のもと、パリの街を歩いているとフラッとカフェに立ち寄ってしまいます。テラス席に腰掛けて、冷たい飲み物をぐーっと飲み干す瞬間がたまりませんよね・・・ふと隣のパリジャンを見ると、緑色のドリンクが!そのまた隣のパリジェンヌの手には、ピンク色のビールが!皆さんの中にも旅行中に「あの飲み物はいったい何?」という謎のドリンクを目にした人がいらっしゃるかもしれません。パリのカフェには日本で見たことのないような不思議な、でもとってもおいしい飲み物がたくさんあります。

というわけで、今回のふらんすノートではフランスで親しまれている夏にぴったりの冷たいドリンクを特集します。次回のパリ旅行で、ぜひ味わってみてください。(-08-04)

Pression(プレッシォン)
生ビール

乾いた喉を潤してくれる夏の定番と言えば生ビール。カウンターで注いでくれるフレッシュなビールは、瓶ビールとはまたひと味違います。ブロンド、黒ビール、白ビールなどフランスならではのいろんな種類を試してみましょう。また、「Un demi=アン ドゥミ」は生ビールのことを指すカフェバー用語です。
1664:「16=セーズ」の愛称で親しまれる庶民的なストラスブールのビール。メーカーのKronenbourgの名から「クロ」と呼ばれることもある。
Heineken:日本でもおなじみのハイネケンは「アイネケン」と発音。安心して飲める味。
Leffe:「レフ」はベルギーの修道院で作られているビール。クセがなく日本人でも飲みやすい。
Hoegaarden:白ビールの定番「オーガーデン」。レモンを添えてさっぱりとした味。

—————————————————————————————— Panaché パナシェ
ビールをレモネード(下の記事を参照)で割ったカクテル感覚のビール。少し甘く、ビールが苦手な人でもおいしく飲めます。ビールとレモネードの割合は、バーテンダーさんの好み。いろんな場所で試して、お気に入りのパナシェを見つけましょう。 —————————————————————————————— Monaco モナコ
知らないと、ちょっとぎょっとしてしまうピンク色をした「モナコ」は一度飲むとクセになる味。ビールにレモネード、そしてざくろシロップ(Sirop de grenadine)を加えたキュートなビールです。バーによっては甘すぎるところもあるので、要注意。 —————————————————————————————— Kir キール
キリッと冷えた白ワインに果物のリキュールを加えたアペリティフにぴったりの飲み物。ちなみに、白ワインをシャンパンに代えれば「キール・ロワイヤル」になります。
オーダーする際に、どのリキュールと合わせるか指定しましょう。
【リキュールの種類】
Cassis:カシス
Mûre:桑の実、ミュールと発音
Pêche:桃、ペッシュと発音
——————————————————————————————

他にも、アニスのお酒「Ricard リカール」を使ったカクテルもいくつか。かなりクセのある味なので、アニスが苦手という人は避けた方が無難です。カクテルの名前はどれも可愛らしいですよね。
Mauresque(モーレスク:ムーア/北アフリカ風):リカール+アーモンドシロップ(Orgeat)
Tomate(トマト):リカール+ざくろシロップ
Perroquet(ペロケ:おうむ):リカール+ミントシロップ

Limonade(リモナード)
レモネード

上で紹介したパナシェやモナコなど、フランスのカクテルに無くてはならないのがこの「リモナード」。日本でレモネードと言うと、絞ったレモン汁のジュースというイメージですが、フランスの「リモナード」は甘い炭酸水のいわゆるラムネです。そういえば、ラムネという言葉はレモネードがなまってできたという話ですもんね。 —————————————————————————————— Orangina
オランジーナ

フランス人なら誰もが知っている国民的ソフトドリンク!微炭酸とかすかに感じるオレンジの粒がおいしいんです。ちょっと喉が渇いたときにぴったりの量。 —————————————————————————————— Indien
インディアン

オランジーナにざくろシロップを加えたノンアルコールのカクテル。それにしても、ざくろシロップ大活躍・・・オーダーの際は「アンディアン」と発音。 ——————————————————————————————

Menthe à l’eau(マンタロ)
ミント水

初めて耳にしたとき以来、「万太郎」としか聞こえないミント水。水にミントシロップを加えただけのシンプルな飲み物ですが、これが大人気。「Diabolo Menthe ディアボロ・マント」ならレモネード+ミントシロップ。
シロップ水の良いところは、ほかの飲み物に比べてとっても安いこと。いろんな果物のシロップがあるので、オーダーの前に聞いてみましょう。

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ミネラルウォーターもフランスらしい飲み物のひとつですが、日本では馴染みの薄い炭酸水(Eau gazeuse オ ガズーズ/Eau pétillante オ ペティヤント)もおすすめ。中でもペリエは代表格ですね。

【アイスティー】
日本人なら、ついつい冷たいお茶が飲みたい!と思ってしまうところですが、フランスの一般的なカフェではまず見つかりません。メニューに「Ice tea アイスティー」という名前を見つけてオーダーするとほぼ100%、リプトンのアイスティー(これが商品名なので紛らわしい)が出てきます。ピーチやマンゴの香りがついた甘いアイスティーなので、日本の冷たい紅茶やお茶とはちょっと違うので注意です。

【アイスコーヒー】
これもフランスでは滅多にお目にかかれません。たまに「Café Frappé カフェ・フラペ」とオーダーすると普通のエスプレッソを氷と一緒にシェーカーで振って冷やしたアイスコーヒーが出来てます。いわゆるガムシロップは無いので、甘いのが好みの人は普通の顆粒状の砂糖をガンガンかき回して溶かさないといけません。おいしいアイスコーヒーをごくごく飲むなら、スターバックスに行くのが無難のようです。

【氷】
カフェによって異なりますが、フランスでは氷をグラスに入れないのが一般的なような気がします。もし、氷が欲しい場合は、「Est-ce que je peux avoir des glaçons, s’il vous plaît? エ ス ク ジュ プ アヴォワー デ グラッソン、シルヴプレ」とお願いしましょう。

【レモンスライス】
白ビールなど、レモンを浮かべるとちょっと違う味が楽しめます。「Est-ce que je peux avoir une rondelle de citron, s’il vous plaît? エ ス ク ジュ プ アヴォワー ユヌ ロンデル ドゥ シトロン、シルヴプレ」とお願いしましょう。

【飲み物の金額】
カフェのある界隈や雰囲気によって金額は変化しますが、アルコール、ソフトドリンクともに4ユーロ以上はすると考えた方が良いでしょう。ミネラルウォーターや炭酸水、100%ジュースなどは4ユーロ弱、シロップ水は2~3ユーロ。また、カウンターで立ち飲み→店内で席に着いて→テラス席の順で値段が高くなりますので、その点も前もって知っておくと安心です。

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