ふらんすノート29. パリを安く満喫するコツ「ホテル&レストラン編」



「ユーロ高なんて怖くない!」と題してお送りした前回の「観光&おみやげ編」。第2回目の今回は、パリ旅行には欠かせない「ホテル&レストラン編」をお送りします
(-09-08)

  1予算を切り詰めるならホテルで節約


パリ旅行の予算の中で、大きな部分を占めるのが滞在費。なんだかんだで、形に見えないものに一番お金がかかってしまうんですよね。
とはいえ、せっかくのパリ滞在、簡素なビジネスホテル
だとなんだか味気ない。それに、ビジネスホテルでもよっぽど郊外まで行かないと、それほど安い料金のものは見つかりません。
それでは、上手なホテル探しのヒントをご紹介しましょう。


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2パリは小さい。近くにメトロがあるホテルならどこでも便利!

安いホテルを見つける一番のコツは、パリの中心から少し外れた地区で探すこと。有名観光スポットや中心街のすぐそばの人気の界隈だと、ホテルの値段も自然と高くなります。
でも、オペラ座界隈やサンジェルマン・デプレ、シャンゼリゼ近くのホテルでないと、ショッピングや観光に不便では?と心配する人もいるかもしれません。いえいえ、パリは想像以上に小さな町です。一番大切なのは、ホテルから歩いて数分の距離にメトロがあるか?というポイント。メトロにさえ乗ってしまえば、パリのどこへでもあっという間にアクセスできます。
もちろん、天気の良い日には散歩がてらにパリ中を歩いて移動するのもおすすめです。例えば、デパートのあるオペラ座界隈から、左岸
のサンジェルマン・デプレへは、セーヌ河を渡って、30分程度でたどり着くことができるんです。
それではこちらに、安めのホテルが見つかる代表的な界隈をご紹介しましょう。

【左岸】
代表的な観光スポット:ボンマルシェ・デパート、カフェ・ドゥ・マゴ、カフェ・ド・フロール、ブラッスリー・リップ、不思議のメダイの聖母の聖堂、パンテオン、サン・ミッシェルの噴水、アラブ世界研究所、クリュニー中世美術館
ほか
 

カルチエ・ラタン
ソルボンヌ大学があることで知られる学生街。噴水のあるサン・ミッシェル広場の周りには、観光客向けのお土産やさんやレストランが立ち並び、とてもにぎやかです。サン・ミッシェル大通りには、靴のアンドレやGAPなど、庶民的なブランドが並びます。
サンジェルマン大通りを西に歩いてゆけば、10分程度でサンジェルマン・デプレ界隈に到着します。治安の面も心配ありません。
散歩にぴったりのリュクサンブール公園もあります。
サン・ミッシェル駅にはRER
B線が通っているので、シャルル・ド・ゴール空港へも乗り換え無しで
アクセスできて、便利です。

カルチエ・ラタンのプチホテル
モンパルナス
古くは、
画家たちが愛した地区として、現在はパリの中でずば抜けて高いモンパルナス・タワーのある地区として有名なこの界隈。
日本人にはあまり馴染みがありませんが、実はとても活気あふれた穴場スポット。モンパルナス駅には、ギャラリー・ラファイエットをはじめ、いくつかのお店が入っていて、ちょっとした買い物に便利。
駅から伸びるレンヌ通り沿いや周辺にもH&Mやアニエスb、ザディグ・エ・ヴォルテール、エルヴェ・シャプリエなどの人気ショップが立ち並びます。レンヌ通りを歩ききると、サンジェルマン大通りに突き当たります。レストランにも事欠きませんし、夜遅くまでオープンしているブラッスリーも多いのが魅力。
モンパルナス駅には、エールフランスのシャトルバス発着所があるので、空港へのアクセスにも便利。

モンパルナスのプチホテル   【右岸】
代表的な観光スポット:オペラ座、マドレーヌ寺院、ギャラリー・ラファイエット、プランタン、パリ三越、ルーヴル美術館、オルセー美術館、オランジュリー美術館、シャンゼリゼ大通り、凱旋門、エッフェル塔
ほか
 


マドレーヌ・サンラザール駅界隈/オペラ座北部の界隈

日本人旅行者に最も人気のある地区、オペラ座界隈。オペラ・ガルニエはもちろん、デパート街、ルーヴル美術館へもとても近く便利なことは確かですが、やはり人気の地区だけにホテルの値段も高め。
そこでおすすめなのが、オペラからちょっと外れたマドレーヌ広場・サンラザール駅周辺。実は、こちらの方がオペラ座界隈からよりも、デパート街に近い場合もあるのです。
そして、デパート街の裏手(北側)も意外と知られていない便利なスポット。メトロの駅名で言うとNotre
dame de

Lorette、Saint
Georges、Pigalle、Anvers、Place de C
lichy。坂道を5~10分も下れば、デパート街にたどり着きます。そして、パリ観光に欠かせないモンマルトルの丘へも徒歩で行けてさらに便利。

オペラ/マドレーヌのホテル

モンマルトルのホテル
レピュブリック界隈/北駅周辺
映画「アメリ」が水切りしたシーンでおなじみのサンマルタン運河のあるこの地区。それほど知られていませんが、運河沿いにはアントワーヌ・エ・リリやステラ・カデントなど、パリらしいブティックが並んでいます。
運河側とは反対に、レピュブリック広場を南下してゆくと、若手クリエイターの集まるオベルカンフ、これまたここ数年熱い注目を集めている北マレ地区があります。北マレ地区をさらに歩いてゆけば、人気のマレ地区へもあっという間。
TGV、ユーロスターの発着する北駅周辺には、旅行者向けの安めのホテルがたくさんあります。RER
B線が通っているので、空港へも直通で便利です。移民系の人々が多く住む界隈でもあり、治安の面で他の地区よりも心配される人もいるかもしれませんが、よっぽど夜遅くに一人歩きをしない限り、大丈夫でしょう。

レピュブリックのホテル

北駅・東駅のホテル

パッシー/トロカデロ界隈
マダムたちに人気のシックなパリ16区。エッフェル塔のすぐそばだけれど、知名度がそれほど高くない穴場スポット。
数多くの人気ブランドの路面店や、人気ショップの入るモールが並ぶパッシー通りは、オシャレさんもきっと満足できるはず。人混みを避けてゆったりとショッピングできるのが魅力的です。

パッシー・トロカデロのホテル  


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3フランスのホテルの格付け方法を把握する
まだ見ぬホテルを、サイトの写真や紹介文だけで完全に把握するのは至難の業。到着してみたら、写真とは
違った雰囲気のホテルだったり、なんて悲しいことも・・・そこで役立つのがホテルの格付けを意味する星の数。星なし、2ツ星、3ツ星、4ツ星、高級パラスでカテゴリー分けされますが、ここで、星の数は「質より量」である、ということを押さ
えておきましょう。
つまり、フランスのホテルの格付けは部屋数と各室のサイズ、設備の有無、防音の有無など、完全にホテルの設備面において決定されていて、決してサービスの質、スタッフの態度や経験、ホテルの清潔さ、新しさは判断基準には入っていないのです。
もちろん、星が増えるごとに料金のレベルもアップします。

日本人にとって一番気になるのが、客室の清潔さやお湯がきちんと出るか、またトラブルがあった場合にスタッフが対応してくれるか?といったサービス面ですよね。残念ながら、星の数ではそういった点を判断できません。
したがって、星の数はあくまでも客室の広さ、エアコンが付いているか、エレベーターはあるか、などの設備面におい
ての判断基準にしましょう。
逆に言うと、高い金額を払って3ツ星、4ツ星を選んだのに、サービスがいまいちでがっかりするよりも、2ツ星でなるべく感じの良いところ探した方が無難でしょう。


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4パリのホテルは狭くて当然
パリのホテルに滞在する日本人がまず驚くのが、部屋の小ささ。シングルだと、スーツケースすら開けるスペースが無くって、仕方なくベッドの上で開けた、なんて経験を持つ人もいるのではないでしょうか?
たとえ3ツ星であっても、えっ!と驚くほど狭い部屋があります。ですから、よっぽど「部屋は広々としてなきゃ嫌だ!」というこだわりがなければ、ワンランク落として2ツ星でも
、さほど狭さは変わりません。



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5予約前に確認したいこと

格付けやパリの一般的なホテル事情を把握した上で、予約前に確認したいポイントはこちら!ホテルの料金や星の数に関わらず、以下のチェックポイントをクリアしたホテルなら、きっと安心できるはず。



予約依頼や質問にすぐ返事をしてくれるか?
これは、スタッフの対応を知るのに一番良い方法です。一般的に、同日に返事をくれるようなホテルは残念ながら少ないですが、4日以上たっても返事がなく、催促のメールを出してもさらに音沙汰が無い場合は、あまり信用がおけませんね。



この設備は外せない、というものをリストアップしてメールで質問
エアコン、エレベーター、インターネット接続(有料か無料か)、希望の客室の広さ(客室タイプを指定して)、バスタブは付いているか・・・など、これだけはどうしても外せないという設備をしぼって、前もってホテルに質問すると良いでしょう。
エアコン(冷暖房)を各室に取り付けるホテルも増えてきていますが、プチホテルといわれる個人経営の場合は、まだ暖房のみのところもあります。夏場の滞在で、必ず冷房が欲しい人は、忘れずにチェックしましょう。
また、2ツ星、エコノミーランクのホテルでは、共同のトイレ・シャワーという客室もたまにあります。トイレとシャワーだけは室内に欲しいという人も、その点に注意しましょう。



空港へのアクセスは?

空港へのアクセスは、パリ旅行をする上でちょっとしたストレス。大きな荷物を抱えて、スリに気をつけながらメトロを乗り継ぐのは大変ですよね。
最寄りのメトロにRER B線が走っているか、そうでない場合、何回乗継ぎが必要か、
またはホテルの近くにシャトルバスの発着所があるか、といった点を確認しておくと安心です。
パリ滞在中は、メトロにさえ乗ればいろんな場所にアクセスできるので、行きと帰りの空港へのアクセスを重点においてホテルを決めるのもひとつの案です。

旅行準備に便利なリンク集
 
せっかくのパリ旅行。やっぱりおいしいフレンチを満喫したいですよね。とはいえ、有名シェフやミシュラン星付きレストランに行く予算はない、という人の為におすすめの安くておいしいレストラン、ビストロを紹介します。

1狙い目はランチタイム!


日本と同じく、昼時だけ特別に安い値段でランチメニューを提供しているレストランがたくさんあります。お目当てのレストランは、まずランチタイムを狙って行きましょう。

ル・プレ・ヴェール

(紹介ページ)


日本通のシェフが腕をふるう、独創的なフレンチ。ワイワイとにぎやかな雰囲気がこれまたパリっぽい。ランチコースは前菜+メイン+ワイン+コーヒーで13

このお値段で、おいしいフレンチが食べられるのはかなりおトクです。

レストラン・クリストフ

(紹介ページ)


レ・ゼリゼのシェフ、エリック・ブリファーのお弟子さん、クリストフ・フィリップのレストラン。ランチタイムはメインのみ12
€、前菜+メインまたはメイン+デザートが16€、前菜+メイン+デザートで19
夜はアラカルトのみなので、ランチタイムは見逃せません。
ポワン・バー
(紹介ページ)


シャレたレストランが多く並ぶマルシェ・サントノレ。中でも人気を集めるポワン・バーもランチメニューがおトクです。
今日の料理+ワイン+コーヒーで15
。ランチで気に入ったら、夜の3品コースも試したいですね。 アルカザール

(紹介ページ)


あのテレンス・コンラン卿がプロデュースしたレストラン。開放感のある店内で味わえるのは、軽めのフレンチ。夜と同じ内容(夜は40
)なのに、ランチの方がぐんと安いので、お昼に来ない手はないでしょう。どのコースにも必ずグラスワインとコーヒーが付いているのも魅力。1品20、2品26、3品29です。
ル・コントワール・デュ・ルレ

(紹介ページ)


番外編。こちらは知る人ぞ知るパリの超人気ブラッスリー。14区のラ・レ
ガラードでその名を知らしめたシェフ、イヴ・カンドゥボルドの料理が味わえるのはここだけ。とはいえ、夜は予約が半年先まで詰まっているというすさまじい状況なので、予約を受け付けないランチタイムが狙い目です。12時きっかりにお店に行けば、それほど並ばずに座れるでしょう。ランチコースは特に無いので、金額は30~40
を考えて。


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2星付きシェフのセカンドラインを活用しよう!

ひとつ星が付いただけで、100ユーロは超えてしまう高級レストラン。予算はないけど、フランス人をうならせた才能のあるシェフたちの料理を味わってみたい、という人は、そんなシェフたちが開いたセカンドのレストランに行ってみてはいかがでしょう。


センシング
(紹介ページ)

パレ・ロワイヤルにある3ツ星レストラン「グラン・ヴェフール」のシェフ、ギー・マルタンが06年にオープンしたミニマルな内装のレストラン。ランチコース55€、ディナーのデギュスタシオン・コースが95€。
ル・ヴィオロン・ダングル
(紹介ページ)

かつてのミシュラン2ツ星の名店。シェフのクリスチャン・コンスタンがあえて星を返上し、新しく生まれ変わったという変り種。コースは45€で、2ツ星時代に比べると半額以下のお値段です。
ルレ・ルイ・トレーズ
(紹介ページ)

番外編。こちらは、今も正真正銘のミシュラン2ツ星レストランですが、ランチコースが50€とお得です。クラシックなこれぞフレンチ、という料理をリーズナブルに味わうならここ。


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3カフェごはんをあなどるなかれ!

サンドイッチやクレープ以外で、とにかく安く、でも温かいご飯が食べたい、という人はカフェに駆け込みましょう。10
前後のカフェのサラダはとにかくボリュームたっぷり。フランスパンも付いてくるので、ばっちり食事になります。パスタやお肉、お魚料理も15ユーロ以下で食べられます。
とはいえ、すべてのカフェごはんがおいしいとは限らないので要注意。カイエがセレクトしたこちらのカフェを試してみて!


ポーズ・カフェ
(紹介ページ)

BOBOたちが集まるおしゃれカフェの先駆者的存在。オシャレなだけかと思いきや、ここのごはんは意外にもおいしいんです!しかも、時間に関係なく昼から夜までノンストップで食事ができるので、とても便利。 2BIS
カフェ
(紹介ページ)

なんの変哲も無いカフェですが、サラダやクロックムッシュ、お肉料理は常に一定のおいしいレベルを保っている、安心できるお店。
1品とドリンク1杯で15€もあればOK。 ゼンジュー
(紹介ページ)

オペラ座界隈にある台湾カフェ。タピオカ入りのミルクティーはもちろん、ここの定食がとてもおいしい。バリエーションに富んだ内容から選べるメインを1品と、小鉢が2品、ドリンクまたはデザートが付いてボリュームたっぷり。昼なら9-12€と、うれしいお値段です! 四川パンダ
(紹介ページ)

ギャラリー・ラファイエット本館6Fにある穴場!フランス風にアレンジされた中華に飽きたら、ここの四川料理を。このフロアには、他にお寿司屋さん、そしてセルフサービス式の気軽なフードコート「ラファイエット・カフェ」もあるので、かなり使えますよ。

ギャラリー・ラファイエットの特典付きミニサイト 十時や
(紹介ページ)

番外編。カフェと言うよりも定食やといった趣きの十時や。日本食が恋しくなった時にうれしいほかほか弁当が味わえます!テイクアウトも可。
奥はコンビニコーナーになっていて、日本茶のペットボトルやカップ麺などが買えるので、ホテルの部屋で食事する人にもおすすめ。


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4ランチもディナーも同じ金額のレストランもあるんです。
夜は高くつくから、いつもホテルでサンドイッチをかじるだけ・・・なんて淋しいですよね。そんな時は、昼も夜も同じ金額でコースを提供しているレストランに行きましょう。ちょっとだけ、トクした気分になるかも!?


シェ・ラミ・ジャン
(紹介ページ)

日替わりの3品コースが昼も夜も30ユーロ!今パリで、一、二を争う人気ビストロでは、見た目も味も創造性と意外性でいっぱいの料理に出会えます。ディナータイムは事前に予約するのがベター。
セーズ・オスマン
(紹介ページ)

カイエ読者にはおなじみの、オペラ座界隈のレストラン、セーズ・オスマン。こちらはなんと、ランチよりもディナーコースの方が安いというちょっと変わったレストランです。ディナー2品コース30€(ランチは37€)、3品コース35€(ランチは43€)と、おトク感がいっぱい。もちろん、シャンパン1杯サービスのクーポンも忘れずに印刷していきましょう。   前回の「観光&おみやげ編」に引き続き、今回の「ホテル
&レストラン編」
はいかがでしたでしょうか?ちょっとした情報で、余計な出費を防ぐことは可能です。カイエをチェックして、少しでも安く、そして楽しくパリ旅行を満喫してください!  

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